現在3歳(年少)と1歳の男児2人を子育て中です。
2人とも赤ちゃんと呼ばれる時期が過ぎ、ひとりの「人」としての人格が日々メキメキと表れ始めています。
オムツを変えて、食事を与え、お風呂にいれ、寝かし付ける……
時間の大半を「お世話」に費やしていたころから、徐々に言葉でのコミュニケーションができるようになりました。
それと同時に自我が芽生え身体機能も発達し、できることが増えてきました。
幼児期にやった方がいいことってあるの?
そろそろ習い事とか始めた方がいいの?
など、「幼児教育」という文字が頭の中をチラつくようになりました。
何冊かの幼児教育に関する書籍を読んでみて、読書があまり得意ではない、難しい専門書は読めない、読書にあてる時間もない!
という方でも読みやすく、読んだその瞬間からすぐに取り入れたくなるような子育てが楽しくなるワクワクする書籍を厳選してご紹介します!!
\子育てが楽になる本も紹介しています/
現在3歳(年少)と1歳の男児2人を子育て中の我が家。約3年半前、長男が生まれたばかりのころ。子育ての右も左も分からない私は、毎日子育ての色々な壁にぶち当たり、その度に「私って子育てに向いていないのかな・・・」と不安を感じて[…]
幼児期に必要なことって何?
親なら誰しもが子どもの健全な成長を願っていると思いますが、そもそも子どもにとって必要なことって何でしょう?
勉強ができること・スポーツ万能なこと・特技があることあげたらキリがありませんが、私が思う必要なことは、心と体の土台をはぐくむことだと思います。
心と体の土台
土台のイメージは、地面の中にびっしり伸びた木の根っこや、太くまっすぐ伸びた木の幹のような部分です。
長い人生、様々な問題や悩み、困難にぶつかるときが必ずやってきます。
ぶつかった問題に対して、立ち向かっていける心の強さや体力を幼児期のうちから育むことが大切なのだと考えています。
自分ならきっと乗り越えられると思える気持ち、言い換えると「自己肯定感」という言葉になるのだと思います。
今回選んだ書籍は、勉強やスポーツができるようになる具体的な活動(おすすめの習い事とか)が紹介されているものはありません。
親としての心の持ち方や、子どもの心を育てる接し方、遊びの中で体を強くしていくポイントのような誰でもお金や時間をかけすぎずに生活に取り入れやすい内容ばかりです。
子育てオススメ本 4選
私は6歳までに子どもをこう育てました
著者:佐藤亮子 2018/4/18
4人の自身の子どもを全員東大理IIIに合格させた「豪腕ママ」。
斬新かつ大胆な子育て・教育論で、テレビ番組や講演の依頼が殺到されています。
数々の書籍を出版されている佐藤さんですが、この本は「乳幼児期からの子育て」についてまとめられています。
東大生を育てるための教育本ではなく、佐藤さんが自身の子どもたちとの接し方で意識されていたことや、子育てに関する考え方がまとめられています。
THE教育ママ!のイメージとは打って変わって、育児はいかに手を抜き、ゆるく楽しむかということを言われており、とにかく子どもたちへの愛情をたっぷり注いでいらっしゃったことが印象的でした♪
子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば
著者:石田勝紀 2018/7/31
20代で学習塾の経営をされ、子ども教育スペシャリストの石田勝紀さんですが、こちらの書籍も勉強ができるようになるためのノウハウ本ではなく、子どもの自己肯定感を高めるための接し方のコツがまとめられています。
すべての子どもは本来学ぶことが好きなもの。
その能力を最大限引き出すためには、親の言葉がけ次第だということがよく分かります。
自己肯定感を下げる「呪いの言葉」・・・使ってるなぁ^^;
ラフな挿絵があったり、多忙なパパママでもサクサク読めるような工夫を凝らされた本でした。
幼児期だけでなく、小学生~中学生の子どもとの関わり方がメインかと思いますが、今から実践して身に着けておけたらその頃には少し楽になるかも?
小学校前の3年間にできること、してあげたいこと
著者:祖川泰治 2015/12/01
徳島で幼児教育センターを30年以上経営する幼児教育の専門家の著者が、「子どもは楽しみを原動力に成長する」をモットーに、家庭でできる子どもとの関わり方をまとめた著書です。
今回ご紹介する書籍の中で一番「ノウハウ」的な内容が多いかもしれません。
だた、「幼児教育」とは少し違って、子供との会話の中でできる算数力の高め方や、日々の遊びの中でできる基礎体力の高め方など、簡単に取り入れられるものばかりです。(すぐにやってみよう!と思えるものばかり)
ぜひパパに読んでほしい一冊だと思いました。
モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て
著者:モンテッソーリ教師あきえ 2021/1/26
乳幼児を子育て中の方であれば一度は耳にしたことがある「モンテッソーリ教育」教育と名付けられているので、特別な教材を用いて行う特別な教育なのか?
と思われがちですが、モンテッソーリ教育では子どもの「今」の姿、子どもの「心」に焦点を当てて、大人が子どもを尊重する関わりを大事にしています。
子どもが言うことを聞いてくれない、やってほしくないことばかりする、そんな時に「ダメ!」「やらないで!」と𠮟ることは簡単ですが、それでは子どもは納得しませんし、泣きわめいて状態悪化……なんてことも。
そんな時に、子どもの気持ちを受け止めつつ好奇心の芽をつまんでしまわないような、子どもの気持ちに寄り添った声がけ方法がいくつもまとめられています。
こういうシチュエーションあるある~!と参考になることばかり。
全部を読まなくても、目次の部分からその時気になったこと、遭遇したシチュエーションに近いものを選びその章だけ読む、お守りのようにいつも近くに置いておくことをおすすめする書籍です。
まとめ
「幼児教育」と聞くと、お金と時間をかけた特別なもののような気がして自分の子育てに取り入れるにはとても難しいと思っていましたが、幼児期は子どもが子供らしく、本来持ち合わせている知的好奇心や成長意欲を最大限発揮できる環境や関わり方がなによりも大切なんだなぁと改めて感じました。
是非気になった一冊からお手にとってみてください♪